• ホーム
  • 社長室
  • 仕事の仕方(10) 技術者としての誇り
アーカイブ

仕事の仕方(10) 技術者としての誇り

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

さて、仕事の仕方は10回目、最終回となりました。

充実した人生を生きていく上で、重要なことは誇りを持って生きるということではないでしょうか。技術者であれば技術者として誇りを持って生きることだと思います。誇りを持つということは、自分の信念に従って生き、安易な妥協をしないことです。そのためには、柔軟に周囲の人の意見を聞き、自分がどう対処すべきかを熟考しなければなりません。

本物の技術者を目指すために、優柔不断に生きることだけは避けてください。例えば、会社のメンツも自分の生き方も犠牲にして、土下座をしてでも仕事を取るやり方の人がいたとして、その人は会社でそこそこの地位まで行くかもしれません。しかし、私はそのように周囲の人々の信頼をなくす生き方をしないで欲しいと思います。自分をごまかし、周りに流されながら生きていくならば、技術者として大成しないと思います。

さて、誇りを持って生きる皆さんを評価する立場として、的確に皆さんの仕事を評価する責任が私にはあります。評価(Ev)の項目は、仕事の量(Qm)、質(Ql)、マネジメント(Mg)、イノベーション(Iv)、そして業務受注力(Mr)になると思います。もちろん、皆さんの会社への貢献度(Co)、積極性(Po)、職責(Rs)も考慮しなくてはいけません。式にしたら下のようになりますかね。

Ev={(Qm×Ql)+(Mg+Iv+Mr)+(Co+Po)}/Rs

これでわかるように、会社ではただ仕事をすればよいというだけでなく、会社への貢献度や、仕事への積極性も仕事の質・量と同等に評価されます。一般的な評価とは異なりますが、ベンチャー企業の評価の方法としてはより進んだものと考えています。

以上で、仕事の仕方を10回にわたって私の考え方を述べました。再生可能エネルギーのコンサルタントは、これからの職業です。ビッグデータをもとにした人工知能AIに取って代わられる職業が多い中、数少ない職種と言ってよいでしょう。同時に、それは複雑な思考過程や解析を伴うということです。このことを理解し、将来に向けて頑張って頂きたいと思います。

記事一覧に戻る